

安芸クイーンに実のような物が付きました
このまま大きくしても良いですか?
それとも摘果した方が良いですか?
こんばんは。
この度はお問い合わせありがとうございます。
苗木部の高井 尽 (グリーンアドバイザー)です。
どうぞよろしくお願いします。
お写真の送付ありがとうございます。拝見いたしました。
ぶどうの花ですね。
そのままにして大きくしてもいいですが、
せっかくですから房作りををしてみましょう。
ぶどうの房作り
レモン部員のナガヨシさんがちょうど昨日、房作りの写真をフェイスブックにアップされていたので、許可をいただいて写真をお借りできました。
ぶどうの房作り ぶどうの房作り
左がビフォーで、右がアフターです。
上の写真では房の先端を残してありますが、房によっては先端を切り、根元のほうは花をしごいて取り除き、茎を長めにします。
花につながる茎の葉も少し取り除いておくと、開花後にジベレリンをするのに楽になるのと、収穫時にいい感じになります。
ジベレリン処理と時はこのような感じです。花茎の葉を取り除いてあるので、ジベレリン溶液に花房をつけるのがやりやすいです。

イラストでご説明しますと、一番上の画像がそうです。

房作りをすることで、粒を大きくしやすくなり、つまりは房も大きくできます。
ぶどうの摘房
房作りと合わせて、摘房も行なっておくとより良いです。
ぶどうは1本の枝に2〜4房くらい花房がつきますが、全部ならせると花ぶるいしやすく、果実の肥大や成熟も悪くなって、翌年の花芽も充実しなくなります。
棚じたての場合では50cm程度の弱い枝では3本の枝に1房程度、1mくらいの枝であれば2本に1房、2mの強い枝では1本に1房程度が目安で摘房すると良いです。
房がない枝は翌年のなり枝になります。
フェンス仕立てでは1本に1房で大丈夫。
行灯仕立てでは全体で多くても3房程度に摘房すると良いです。
ジベレリン処理は以下でご説明します。
ぶどうのジベレリン処理
お写真のご協力いただきました、ナガヨシさん、ありがとうございます!
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